むさしの日記

2002年11月

11月28日(木) 「ラーメン二郎」風土記〜堀切編

今日は月1回の日暮里へ仕入に行く日。昼食は今まで山手線でわざわざ高田馬場まで行ったりしたが、考えてみれば京成に乗れば堀切に行けるではないか。ということで日暮里から京成線に乗り込む。堀切菖蒲園までは各駅停車で10分ほど。ここに来るのは久しぶりだ。しかし堀切菖蒲園なんてラーメン二郎が無ければ一生降りることのない駅だったのではないだろうか。


京成・堀切菖蒲園駅

駅から歩くこと1分たらずで店に到着。開店5分前の段階で先客は2人。そして正午きっかりに開店。この時点で行列は6人になっていた。まずは食券を購入。ここは「小ブタ」という食券が無いので、「ラーメン」550円と「ブタ」120円、さらに「味玉」70円の計3枚の食券を購入した。

店内はL字型のカウンターのみで8席しかなく、開店して5分で満席になった。「目黒編」(11月15日付)で目黒店が一番狭いかもしれないと書いたが、堀切店のほうが狭かったです(^^;)。店員は短髪の人と茶髪でメガネの人の2人がいたが、作っているのは短髪のほうだけで、茶髪のほうは腕を組んで眺めているだけだった。監督役なのだろうか?

ちなみにこの店は隣にあるダイニングバーと経営者が同じで、そちらの料理人が修行としてラーメンを作っているというウワサがある。なお余談だが従業員募集の広告が堀切菖蒲園駅の下りホームに掲示されていた。

駅の広告 隣のダイニングバー

さて、待つことしばしラーメンが出来たようだ。いつもの「にんにくヤサイ増し」でオーダー。麺はボキボキした食感のかためで太くちぢれたいわゆる「堀切系」独特の麺。直系二郎とは違い自家製ではなく製麺所で作られているもののようだ。そして量が二郎としては少ない。

※堀切系…三田本店とは直接の師弟関係がなく、吉祥寺店(現・生郎)に影響を受けた店主(上記のダイニングバー経営者)が始めたラーメン二郎堀切店から派生したラーメン店。ラーメン二郎蒲田店、ぽっぽっ屋日本橋店、ぽっぽっ屋晴海トリトンスクエア店、どっと屋(江古田)などが該当する。つけ麺があるのが特徴。

ブタは小さめのものが7枚ほど。ヤサイは量はわりと多め。クタクタに茹でられていてキャベツの芯が入っていた。味玉は黄身が半熟気味であった。だが、具には大きな欠点がある。それは作り置きをしているためかみんな冷たくて、スープがぬるくなってしまうのだ。

なお、テーブルにはホワイトペッパー、ブラックペッパーがあり、ともにミルで自分で挽くタイプ。さらに唐辛子、レンゲ有り。

そのあと、せっかく堀切まで来たので一部でウワサの「立石バーガー」に行ってみた。なんとも寂れたレトロな雰囲気が、怪しいいい味を出している店構えだ(^^;)。また看板の「完全栄養食」というのが妙に気になる。しかも1個100円。まぁ、マクドナルドなら59円だが…。

勇気を出して入ってみると、店内はハンバーガーショップというよりは洋食屋。ハンバーガーを買うと、「温めますか?」とマスターから訊かれた。しかしさっき二郎を食べたばかりなので、そのまま持ち帰った。しかしなんか「B級グルメツアー」みたいなことしてるいるな(^^;)。

立石バーガー

このあと蔵前に行かねばならないのだが、京成を使うと遠回りになる(というか運賃がかかる)ので堀切橋を渡り、東武・堀切駅に向かった。ちなみにこの界隈は「3年B組金八先生」の舞台としても有名な場所だ。そしてまた堀切駅が、都内にもまだこんな場所があるのかと思うくらい味のある古びた駅舎なのである。

堀切橋 東武・堀切駅

この古びた駅舎からホームへ入る。しかし構内に跨線橋や地下道がなく、上りホーム(浅草方面)に行けないではないか。そこで駅員に申し出て一旦改札を出て、外の歩道橋を渡り反対側へ。すると歩道橋上に、何やら制服姿の女子高生(風?)が2人と撮影スタッフ数人がタムロしていた。ひょっとしたらAVの撮影? 誰か堀切でロケされた作品を見つけたら教えて下さい(^^;)。


AV女優?

11月25日(月) 「ラーメン二郎」風土記〜荻窪・マスタード編

先月に続き荻窪で用事があったので「ラーメン二郎荻窪店」に寄った。11時23分に店の前に到着。小雨が降っていたからか行列は無し。向かいにあるコンビニで少し時間を潰していると、定刻4分前の11時26分に店が開いた。これは一番乗りかなと思っていたら、信号を待っている間にスルスルっと男が1人店に入っていって先を越された。まぁどうでもいいが(^^;)。

前回同様「小ブタ」の食券を購入。そして食券とともに100円玉を添えて、「生卵」と、新しく始まったトッピングメニューである「マスタード」を追加した。そして通常の無料トッピングはいつもの「にんにくヤサイ増し」。

なお、情報では「女性用二郎」を始めるというウワサがあったが、今日の時点ではまだメニューに入っていなかった。食券販売機には「塩味(開発中)」と書かれてはいたが。ところで「女性用二郎」というのは女性限定なのだろうか? もしそうなら女装して食べに来るマニヤが出現するかも(^^;)。

ちなみに前回は女性のみにレンゲを付けていたが、今回は男でもレンゲが付くようになった。ただし必ずしも全員に付けていたわけではなく、中には付いていない場合もあり、店員に要求している人がいた。どうせならレンゲはカウンターにでも置いておけば手間が省けると思うのだが。

さて、注目の新トッピングの「マスタード」について。これは粒マスタードとハチミツを混ぜ合わせたものが、ブタの上にかけられていた。まぁ、肉とマスタードは相性が合うからな。しかしハチミツは個人的に甘いものが苦手だからかどうも合わない気がした。しかも生卵で甘さが倍加したし。

でもボリュームは満点でした。先日食べた新橋店の「大」よりもずっと量が多かった。食べる時に箸で麺をほじくり出すような感じで、手首が痛くなりそうだったよ(^^;)。

帰りに夕食用に駅前の「鳥よし」で焼き鳥をテイクアウト。この店は平日の昼間っから飲んでいる人で賑わっている。なんせ午前11時開店だからな。ヒマがあったら私も飲んで帰りたかったよ。でも二郎を食った後だと胃のキャパシティに余裕がないが(^^;)。

11月22日(金) 「ラーメン二郎」風土記〜新橋編

バンダイの「2003年初荷〜3月新商品商談会」が国際展示場正門前駅のTFTホールであるので行く。ということはゆりかもめに乗るわけだ。ということは新橋を通るわけだ。ということで昼食は「ラーメン二郎新橋店」に決定(^^;)。

新橋駅から徒歩約10分ほどで店に到着。11時20分頃でまだ昼食時間には早いものの、既に満席で1人待ち。場所柄客のほとんどはサラリーマンであった。待っている間に食券を購入。今回は「大」(700円)をいってみる。今までつけ麺では「大」を頼んだことはあるが、ラーメンでは初のココロミだ。とうとう私もジロリアンとして一歩上のステージへ上がったのかもしれない(^^;)。

トッピングはいつもの「にんにくヤサイ増し」。麺は二郎としては細めのちぢれ麺。普通のラーメン屋でも使っていそうな麺だ。量も「大」でもさほど圧倒的な量ではなかった。席についてからわりと早く出てきたが、この麺の細さと量ならばそれも肯ける。そしてブタは2枚。ただしこれも「ブタ」というよりは普通のラーメン屋のチャーシューと大差ない。またにんにくは他店と違って先に丼に入れてから盛り付けてるようで、その姿をはっきり確認出来なかった。

店内はL字型のカウンターのみで12席。店員は茶髪のニイチャンとやはり茶髪のオネエチャンの2人でやっていた。テーブルにはホワイトペッパー、唐辛子、レンゲが有り。

食い終わって店を出ると、まだ正午前にもかかわらず行列は10人以上に膨れ上がっていた。マニア的には物足りないが、一般人にとってはボリュームがあってこってり好きな人にはいいのかもしれない。

さて、ゆりかもめに乗るには本来は新橋駅に向かうところだが、11月2日に開業したばかりの汐留駅から乗ってみることにした。余談だが歩いている途中にテレビなどでもよく登場する「ジャイアンツバー」があった。店先を見ると黒板のスコアボードがあり、「祝 原巨人 日本一」と書かれていた。

ところでラーメン二郎から汐留駅までは直線距離ではそんなに遠くはないのだが、汐留駅周辺は現在工事中の場所が多く、結局新橋駅のほうまでぐるっと回り道をする形になってしまった。

それまでしても汐留に寄りたかったのは、駅構内で「汐留駅開業記念パネル展 汐留−過去・現在・未来−」というのが開催されていたからだ。なんでも12月1日までの期間限定のようなので、見れる時に見ておきたかったのである。展示場所は地下鉄大江戸線のコンコースで、25枚ほどのパネルが掲示されていた。そのうちの1つのパネルの前で立ち止まると鉄道唱歌が流れてくる仕掛けがあったり。

地下コンコースの展示 新橋停車場初代駅舎

TFTホールの用事を終えた後、再びゆりかもめに乗って今度はお台場海浜公園で下車する。そしてデックス東京ビーチに先月出来たばかりの「台場一丁目商店街」に行ってみた。これは最近ハヤリの昭和30年代のレトロな雰囲気を再現したショッピングゾーンである。こういう趣向の先駆けはたぶん「新横浜ラーメン博物館」だと思うが、もうそろそろ飽きられてきてはいないだろうか。余計なお世話か(^^;)。

台場一丁目商店街 古い民家を再現
   
いわゆる「丹頂鶴型」の電話ボックス

その中でちょっと興味を持ったのは台場電鉄昭和駅ということろに陳列してあった駅弁である。なんでも1885(明治18)年に日本初の駅弁として宇都宮で売り出されたおにぎり弁当を再現したものを売っているようなのであった。でも訊いてみたら土日のみの販売とのこと。多少残念…。

台場電鉄昭和駅(…だそうです) 復刻版の駅弁

ところで後で気づいたのだが、汐留〜国際展示場正門前の運賃370円+国際展示場正門前〜お台場海浜公園の運賃240円+お台場海浜公園〜新橋の運賃310円=920円である。これなら800円の「一日乗車券」を買っとけばよかった(泣)。

11月20日(火) 「野球群像」

先日、コナミの「野球群像」が入荷した。そのうち1カートンを店主権限により私物化(^^;)。シークレット(というかレア)を除いた8種類が出てきたが、そのうちではやはり「あぶさん」が(・∀・)イイ! 

ちなみにレアアイテムは「武蔵坊数馬」なのだが、そんなのをレアにするのならあぶさんのダイエーユニフォームバージョンをレアにすればいいのに。あ、それよりもダイエーのほうをノーマルにして南海をレアにしたほうが希少価値が高いな(^^;)。

さっそく山田と里中を2体並べて「ドカベンスタジアムごっこ」をしてみました。

 

わかる人だけわかって下さい(^^;)。

ところでこれは私の単なる願望なのだが、こういうミニフィギュアで「プロ野球往年の名選手」というのが出ないだろうか。ラインナップは山田久志(阪急)とか近藤和彦(大洋)あたりで。ちなみにシークレットはスタルヒンのトンボユニオンズバージョンでどう?

11月15日(金) 「ラーメン二郎」風土記〜目黒編

今週の「二郎の日」は目黒店へ。目黒駅から目黒通りの権之助坂を下る。どうでもいいが権之助坂を通ると、ビートきよしの「雨の権之助坂」を思い出してしまうのは私だけではないだろう(^^;)。

ちなみにこの界隈には「田丸」、「勝丸」、「揚州商人」、「麺たま川」などの有名ラーメン店が密集している。しかしそれらの店には目をくれずに大鳥神社交差点を右折。余談だがこの角には鉄道模型店の「カツミ」がある。

そして山手通りをしばらく歩くと「ラーメン二郎」の黄色い看板が見えてきた。駅からは徒歩10分ちょっとといったところか。11時44分に店の前に到着。開店前ながら既に2人並んでいた。

そして12時ちょうどに開店。この時点で行列は20人を超えていた。久しぶりに来たが相変わらず目黒店は人気が高いようだ。なお、行列する時には店の前の舗道に黄色いペンキで矢印が書かれているので、その導線に沿って並ぶ。松本人志やさとう珠緒もこの矢印の上に並んだのだろうか。どうでもいいが。

店内はL字型のカウンターのみで定員は10人。とても狭い。確認したわけではないが二郎全店中一番狭いかもしれない。さて、久しぶりなので「小ブタ」600円の食券を購入して座る。程なくラーメンが出来たようだ。ここでおなじみのトッピングコールをするわけだが、店主の声が非常に小さい。初めての人だったらそれが自分に対する問いかけだと気づかないのではないだろうか。

ここの店主は慶應大学応援部のOBで、三田の味に惚れ込んで脱サラして二郎を開店したそうだが、応援団出身のわりに声が小さいのはどういうわけか? なお、店主は熱烈な巨人ファンだそうだ。阪神ファンの仙川店主と一度対決させてみたいものである(^^;)。

話がそれたが、トッピングはいつもの「にんにくヤサイ増し」にする。麺はやや柔らかめのモチモチした食感。ブタはややしょっぱめのものが5〜6個+α入っていた。ヤサイは増しにしたわりにはそれほど多くはない。なお、テーブルにはホワイトペッパーと醤油ダレがある。レンゲ無しは三田本店と同じスタイル。

目黒店は二郎の支店の中ではかなり早い時期に開店した店で、吉祥寺店や赤羽○二郎が二郎グループを脱退した今では、最も最古参の支店となっている。以上どうでもいい情報。

11月7日(水) 「ラーメン二郎」風土記〜番外・晴海トリトンスクエア編

今日は毎週恒例の仕入の日、すなわち「二郎の日」(^^;)。今回は晴海アイランドトリトンスクエアにある「ぽっぽっ屋」に行ってみた。トリトンスクエアというのは、昨年4月にオープンしたビジネス・ショッピング・文化施設・住居が融合した新しい複合施設である。でもハッキリ言って私はこんな施設が出来たことを知りませんでした(^^;)。そんなオッシャレ〜な場所に、なんともミスマッチな二郎系ラーメン店「ぽっぽっ屋」の支店が出来たというので出向いてみた。

トリトンスクエアに行くには電車だと都営大江戸線勝どき駅が最寄り駅。そこから可動橋として有名だった勝鬨橋とは反対方向に10分ほど歩く。余談だが勝鬨橋というと、松本隆の小説「微熱少年」の中で主人公が度胸試しのために、橋の上がる寸前にバイクで飛び越す場面を思い出してしまう。こういう場所を舞台に選ぶというのは、松本隆が根っからの東京人であるということが伺われる。

さて、トリトンスクエアに到着。目指す「ぽっぽっ屋」は商業棟の3階にあるという。建物を外から眺めると窓に「らーめん」の文字が見えた。そこで、その場所を目指して歩を進める。しかしトリトンスクエアは小洒落た現代建築のため曲線を多用しており、なかなかすんなりたどり着けずちょっとイラついた。

トリトンスクエア 駅からの橋(トリトンブリッジ)には動く歩道もあります

どうにか11時50分に店へ到着。するとすでに6人待ち。おそらく客のほとんどはトリトンスクエア内で働いている会社員なのだろう。私のような部外者はたぶん平日の昼間にはほとんど来ないのではないだろうか。

並んで待っている間に店員が注文を取りに来た。そこでラーメン大盛り800円をオーダー。「ぽっぽっ屋」は二郎に較べて量が少ないので、大盛りにでもしないと物足りない。そしてこの時に一緒にトッピングも訊かれたので「にんにく、タマネギ、ヤサイ多め」にする。

10分ほど待って席へ。案内されたのは窓に向いたカウンター席。窓からは運河や高層ビルが展望できる。とてもオッシャレ〜な雰囲気。待っている間に注文を訊かれていたため席についてからすぐにラーメンが出てきた。

麺は極太のちぢれ麺。昨日行った「辰屋」ともいい勝負だ。しかも固い。ちょうど山梨名物の「ほうとう」のような食感だ。隣に座った人なんか「固め」で頼んでいたけど大丈夫だったのだろうか(^^;)。チャーシューは厚みこそあるが非常に小さいのが3枚。もやし、キャベツは「多め」にしたわりには大した量ではなかった。具は他にキクラゲが入っていた。

テーブルには唐辛子、自分で挽くタイプのブラックペッパー、酢がある。「お好みではございますが卓上の一味唐辛子とお酢を入れますと、また違った味をお楽しみいただけます。但し、あくまでもお好みですので、まずは1/3程度の残りでお試しください。」との注意書きがあったので、試してみた。二郎系ラーメンに酢を入れて食べたのは初めてだが、私はあんまり酢は好きではないのでほんのちょっとだけにしておいた。

なお、夜の営業(17時以降)では、限定メニューとして味噌らーめん、海の塩らーめんというのもある。さらには「トロリ杏仁豆腐」、「黒ごま豆乳プリン」というデザートも。二郎系では、唯一女性が一人でも入れる店といったところか。

11月6日(水) 「ラーメン二郎」風土記〜番外・松蔭神社編

世田谷にラーメン二郎テイストの店があるというので、昼食を食いに行ってみた。京王線に乗り、下高井戸で下車して世田谷線に乗り換える。すると世田谷線の改札口が自動改札になっていた。これはどうやら今年7月から導入された「せたまる」というICカード乗車券に対応するためのようだ。

この「せたまる」というのは、JR東日本の「Suica」のように機械にタッチする形の乗車券で、やはり「Suica」同様購入時に500円のデポジット(預り金)をとるようである。ただし大きく違う点は、利用回数によってポイントが貯まり、累計10ポイントになると1乗車分(130円)が還元されるというシステムになっているところだ。鉄道でヨドバシカメラみたいなポイント還元方式を採用するのは私の知る限りでは初めてである。

しかし世田谷線というと、ついこの間までは昭和20年代に製造された旧型車が走り、平成の東京都23区内とは思えないようなローカルな雰囲気があったものだが、ここにきて急に近代化されてきましたなぁ。

さて、世田谷線に乗り松蔭神社前駅で下車。目指す「らーめん辰屋」は駅から歩いて数十秒。店の裏はすぐに線路だ。

世田谷線・松蔭神社前駅 らーめん辰屋

12時35分に店に到着。二郎系としてはわりと小洒落た店構えだ。昼食時ということで、行列こそ無いが店内はそこそこの賑わい。ここは食券ではなく口頭で注文をする方式。メニューを見ると、醤油らーめん、塩らーめん、辛みそらーめんなどと共に「お薦め」と書かれた「辰醤油らーめん」700円(小は650円)があった。これがどうやら二郎テイストらしいので注文する。

なお、辰醤油らーめんは標準でヤサイ増し、ニンニク、鰹節、刻みタマネギなどが入っているようで、それらを減らしたりしたい場合以外は特にトッピングコールをする必要はないようであった。ただし唐辛子は標準では入っていないようなので「唐辛子少し」と言ってみた。また、有料トッピングとしてキクラゲや青ネギなどもメニューに書かれていた。

店内は厨房を囲む形のL字型カウンターが10席程と壁に面したカウンター5席程。店はヒゲの店主1人で切り盛りしている。だが壁に掛かっている「食品衛生管理者」の名前は何故か女性になっていた。

さて、らーめんが登場。丼から溢れるほどの盛りはまさに二郎。具の山の中からほじくり出すように麺を上げる。麺はうどんのような極太で、やや角ばった断面。細麺化した吉祥寺店(現「ラーメン生郎」)や閉店した町田店なき今では、おそらく二郎系最太ではないだろうか。テーブルに書かれた薀蓄によると南部産小麦を使用しているらしい。ただし自家製麺ではなく、製麺所で作ったもののようだ(「三河屋製麺」と書かれた箱があった)。

具は二郎定番のもやし、キャベツの他にチャーシュー2枚(二郎の「ブタ」とは違い薄く切ったもの。トロトロに柔らかい)、味玉1/2(黄身は半熟気味)、鰹節、そして刻みニンニク。なお、刻みタマネギはスープに溶け込んでしまったのかはっきり確認できななかった。

スープは二郎ほど個性的ではないもののやはり二郎テイストが感じられた。なお、表面を液体油が覆っているところは先日行った新代田店に近い。鰹節を入れているあたりも含めて新代田店から影響を受けているのだろうか。なお、店主は二郎で働いた経験はないらしく単純に二郎のファンらしい。ちなみにテーブルの調味料はブラックペッパー(荒挽き)のみ。レンゲあり。

メニューもわりと豊富なので、また行ってみたい。

11月1日(金) 「ラーメン二郎」風土記〜新代田編

夕方、新宿にダラ球会会報の発送をしに行った。ついでにどこかで夕食を食おうと思った時に、真っ先に浮かんだのは「ラーメン二郎」である(^^;)。新宿にも「二郎」は2軒あるが、歌舞伎町店は先日行ったばかりだし小滝橋通り店はちょっとアレなので、ここは新代田まで行ってみることにしよう。ここは夜しか営業していないので、なかなか行く機会がなかったのだ。

新宿から京王線準特急に乗車。この日は東京スタジアムでSMAPのコンサートがあるため、車内はコンサートへ向かう(比較的)若いオネエチャンで満員。這い出るように明大前で下車して井の頭線に乗り換え新代田へ。店は環七沿いにあり駅からはすぐ。開店10分前に着いてしまったので、しばらく付近をうろつき店の前に戻ると2人並んでいた。

18時になり開店。この時点で行列は9人。この店には久しぶりなので「小ブタ」650円の食券を購入。さらにここだけのトッピングである「鰹節」50円とメンマ50円も同時に購入(以前は「紅生姜」もあったが8月末で販売終了したらしい)。店内はL字型のカウンターに12席。席に座り食券を差し出すと、程なくメンマが小鉢に入って出てきた。なんか飲み屋のつきだしみたいだな。ラーメンの中に入ってくるものだと思っていたよ。

しばらくしてラーメンが登場。トッピングはいつもの「にんにくヤサイ増し」。麺はちゃんぽんの麺を少し太くしたような感じで硬め。ブタは5枚で程よい硬さ(ほかに脂身だけも1枚有)。スープは表面に油の層が浮かぶというここだけのスタイル。これは好みが分かれるところだろう。

ニンニクも他店は刻みニンニクなのに対しここはおろしニンニクを使っているようで、ニンニクが入っているのかどうか見た目ではわからない。鰹節はまぁ、入れても入れなくても味に大差はない。メンマも特筆することは無し。

ちなみにテーブルの調味料はホワイトペパーのみでレンゲも無し。以前唐辛子が給水器のところに1個だけ置いてあったが、それも撤去されたようだ。

なお、店内のラジカセから日本語のロックが結構大音量で鳴っていた。さりげなくラジカセのそばに置いてあったカセットの背文字を見ると「JUDE」と書かれていた。「JUDE」ってこれのこと? 私は初めて聴きました。店主の趣味なのでしょうか?

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